ミルフィーユ構造の材料科学

現代社会が直面するエネルギー問題の解決、持続性社会の実現へ向けて、
私たちの文明基盤を支える構造材料の高強度化・軽量化は材料科学分野が担うべき重要な課題です。
本領域では、「ミルフィーユ構造」における「キンク強化現象」を普遍的原理として確立し、
金属・高分子・セラミックスの3大材料にわたる次世代構造材料の創製へと展開していきます。
多様な分野の俊英が集うオールジャパンの体制で、各々が1+1»2となる真の共同研究を展開し、
モノ(ものづくり)とコト(新概念)の両面で世界を先導する新たな学問領域の創出を目指します。

News & Topics

2022.07.08ニュース
熊本大学の先進軽金属国際研究機構がオンラインのセミナーを開催します。
日時: 2022年7月29日(金) 14:00-14:45
講師: Professor Dipankar Banerjee, Indian Institute of Science
演題: Perspectives in Titanium Metallurgy
方式: Zoomによる開催
参加費: 無料
その他: 画面の録音・録画は厳禁
参加を希望される方は2022年7月28日(木)までに、 申込フォーム によりお申込み下さい。 詳しくはチラシをどうぞ。
2022.07.07ニュース
LPSO/MFS2022 のホームページが開設されました。 当シンポジウムに参加される方は こちらをご覧下さい。
2022.04.12ニュース
ニュースレター第7号が発行されました。
2022.03.02ニュース
最新研究」のコーナーに新しい成果を追加しました。写真や論文タイトルをクリックすると詳しい説明を見ることができます。
2022.02.08ニュース
令和3年度 第三回軽金属学会「LPSO/MFS構造材料研究部会」が開催されます。(プログラム) 続きを読む
日 時:2022年3月29日(火) 13:30〜17:00
テーマ:「ミルフィーユ構造物質のキンク強化:実験と理論の
両面からのアプローチ」
主 催:軽金属学会「LPSO/MFS構造材料研究部会」
共 催: 日本金属学会「キンク研究会」
新学術MFSセミナー
高性能Mg合金創成加工研究会
熊本大学MRC&ILMセミナー
方 式:ZOOMによる開催 (参加申込者へミーティングIDと
パスワードを後日連絡)
申込方法:2022年3月22日(火)までに、申込フォームより
お申し込みください。
参加費:無料
参加資格:主催および共催関連の方のみ
*それ以外の方は、研究部会登録が必要です。
詳しくは、事務局までお問い合わせください。
事務局:ダイロフ(m-dyroff<at>jimu.kumamoto-u.ac.jp
(<at>を@に替えて下さい))
その他:画面の録音・録画は厳禁
2022.01.17ニュース
軽金属学会第142回春期大会 の講演申込受付が開始されておりますので、奮ってお申込みください続きを読む
開催日: 2022年5月27日(金)~29日(日)
会場: 大阪大学 豊中キャンパス・吹田キャンパス

研究発表講演会  — 2022年5月28日(土)、29日(日)—

·テーマセッション1 「LPSO/MFS構造の材料科学(Ⅵ)」
Materials Science on Long-period Stacking Ordered Structure and Mille-feuille Structure VI
講演申込締切 2022年1月20日(木)
23:59までにweb申込
概要原稿締切 2022年3月14日(月)
13:00 事務局必着
参加事前申込締切 第1期参加申込締切 2022年4月25日(月)
  第2期参加申込締切
(クレジット決済のみ受付)
2022年5月20日(金)
講演概要集カラーデジタル版 WEBダウンロード開始日 2022年4月27日(水)
講演概要集モノクロ冊子体 印刷発行日 2022年4月27日
詳しくは軽金属学会ホームページをご覧下さい。
2021.11.29ニュース
新学術MFSセミナーとして、令和3年度第二回 軽金属学会「LPSO/MFS 構造材料研究部会」 を開催いたします終了し ました。 (プログラム)続きを読む
日次: 2022年 1月21日(金) 13:30~16:30
テーマ: 「MFS 構造におけるキンクの精密解析」
主催: 軽金属学会「LPSO/MFS 構造材料研究部会」
共催: 新学術 MFS セミナー
日本金属学会「キンク研究会」
高性能 Mg 合金創製加工研究会
熊本大学 MRC&ILM セミナー
方式: ZOOM による開催 (参加申込者へミーティング ID とパスワードを後日連絡)
申込法: 2022年 1月14日(金)までに、申込フォームよりお申し込みください。
参加費: 無料
参加資格: 主催および共催関連の方のみ
 *それ以外の方は、研究部会登録が必要です。詳しくは、事務局までお問い合わせください。
その他: 画面の録音・録画は厳禁
事務局: ダイロフ 美香
e-mail: m-dyroff<at>kumamoto-u.ac.jp (<at>を@に替えて下さい)

本領域の概要

我が国で開発された、従来の常識を覆す高強度を示したLPSO構造型Mg合金(河村教授、熊本大)の研究を通して、①ミクロな硬質層・軟質層の相互積層により構築される「ミルフィーユ構造」の②高温加工による著しい材料強化現象「キンク強化現象」が見いだされました.本領域研究は、これら我々独自の着眼のさらなる展開を図るものです。キンク強化を新しい材料強化法として確立し、これに基づく材料創製をTi系、Al系を含む新規金属系材料、さらには高分子系・セラミックス系材料へと展開します。

① ミルフィーユ構造
ミクロスケールで、原子同士が強く結合した硬質層と、比較的弱く結合した軟質層との積層構造。パイ生地層(硬質層)とクリーム層(軟質層)が積層した「ミルフィーユ洋菓子」に例えた。

② キンク強化現象
変形により形成される、結晶が急峻に折れ曲がった「キンク」領域の導入によって材料が強化される現象。特異な層状構造(LPSO構造)を持つMg合金において初めて見いだされ、およそ半世紀ぶりの材料強化法の発見となった。

経験的ミルフィーユ条件
ミルフィーユ構造の物質が高い強度を持つための条件
 1. 硬質層と軟質層からなる層状構造であること
 2. 相間距離はサブミクロン程度以下であること
 3. 結晶の容易辷り系が層面に限定されていること
 4. キンク形成時において層間剥離を起こさないこと