公募要領
- 領域略称名
- MFS材料科学
- 領域番号
- 6004
- 設定期間
- 平成30年度~平成34年度
- 領域代表者
- 阿部英司
- 所属機関
- 東京大学大学院工学系研究科
公募研究の位置づけ
第一期公募:2018年9月募集開始、2019年4月採択 (採択課題一覧)
知の結集による学問領域の確立
異分野融合による三大材料への展開
「ミルフィーユ構造」「キンク強化」をテーマに2019年度より実験系・理論系合わせて20件を予定
実験系:金属・高分子・セラミックスの幅広い材料へ展開
- 実験系物質創成:
- ①MBE
- ②超高圧場
- ③メカニカルアロイング
- ④相平衡/界面構造物質設計等によるミルフィーユ材料創製
- ⑤新規Fe系ミルフィーユ構造物質創製
- ⑥有機系ミルフィーユ材料創製
- ⑦黒鉛層間化合物等。
- 実験系キンク制御:
- ①ひずみ分布予測に基づくキンク制御
- ②非塑性加工によるキンク制御等。
- 実験系力学:
- ①MAX相等のセラミックス
- ②高分子、グラファイト、木材等のキンク形成挙動解析と力学特性解明
- ③キンク形成を利用した機能特性(擬弾性等)制御等。
- 実験系構造:
- ①キンク形成中の局所熱測定
- ②キンク領域のEXAFS測定
- ③キンク形成過程の小角散乱測定、反射率測定など。
500万円/年度×2件程度(A04班:セラミックス・高分子材料・新規金属材料創製に関するテーマが望ましい)
300万円/年度×11件程度
理論系:統計力学・応用数学・地質学をはじめ多様な分野を期待
- 計算モデリング:
- ①転位動力学、微視的フェーズフィールド法等によるミルフィーユ構造キンク形成解明
- ②離散動力学によるキンク形成と剥離性解析
- ③機械学習を利用したミルフィーユ構造多元系ポテンシャルの開発
- ④高分子系層状化合物のキンク形成・強化の検討等。
- 理論的実験系:
- ①数学(幾何学)によるキンク形成理論
- ②第一原理計算、分子動力学等によるキンク形成機構・強化理論検証
- ③統計力学によるキンク熱力学的安定性研究
- ④層状複合材料の強化機構の検討
- ⑤地学のキンク形成機構解明
- ⑥結晶物理学によるキンク幾何学解析
- ⑦キンク形成支配物性値の抽出と定量化等。
300万円/年度×2件程度
200万円/年度×5件程度
公募研究者への研究支援体制
総括班による研究支援
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共通試料の提供
- Mg系合金試料(熊本大、阪大)
- 非Mg系金属試料(北大)
- 高分子系試料(農工大)
- J-PARC、SPring-8、東大ACNP、九大URCとの連携斡旋
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共通設備
- ミルフィーユ構造制御用繰返圧延装置(千葉工大)
- キンク形成過程観察用超高速ビデオカメラシステム(東大)
若手人材育成支援
- 若手国内異分野武者修行(一定人数を領域内の異分野研究室に約1ヶ月派遣)
- 若手・学生フォーラム開催(公募研究者の指導学生含む)
- サマースクール・セミナー参加の支援
国際活動支援
- 国際共同研究推進経費(招聘・派遣)
- 若手海外武者修行(一定人数を海外の研究機関へ約1ヶ月派遣)
- 国際会議・シンポジウム開催・参加への支援
計画班による研究支援
班長・グループリーダの支援や助言や班内ワークショップ参加などを通じた班内連携や班間連携による研究のさらなる発展や情報交換などの機会が提供されます。
公募説明会
MFS新学術では第二期公募研究への応募をお考えの皆様に向けてのオンライン説明会を予定しております。領域研究者との質疑の機会も設けておりますので、ご興味がありましたらぜひご参加ください。
日時: | 第一回 9/30(水)17:00~、第二回10/3(土)13:00~ |
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(動画内で日程を誤って記載している箇所があります。上記を正としてください) | |
場所: | Zoomにて開催 |
内容: |
公募研究募集内容に関する説明および領域所属研究者との質疑各回ともに内容は同一ですので、ご都合が良い回を選択ください。 またよろしければ事前に説明資料 (PDFおよび動画) にお目通しください。 |
備考: | 参加ご希望の方は、MFS[at]mms.kyushu-u.ac.jpまでご連絡ください。Zoom会議参加用のURLをお送りします。 |
公募研究への応募手順
本領域における公募研究の申し込み期限は他の科研費(基盤等)と同様です。 各大学・各部局によって定められた日時となります。 応募も他の科研費と同様に JSPS科研費電子申請システム をご利用いただくことになります。
公募要領や研究計画調書については 文科省平成31年度科研費の公募要領のサイト 中段の "平成31年度科学研究費助成事業ー科研費ー公募要領(新学術領域研究・特別研究促進費)"に募集要項があります。 (2) 継続の研究領域の "「研究計画調書」(公募研究)記入要領等" と "様式S-8研究計画調書(公募研究)"より関連ファイルがダウンロード可能です。
本領域が開催する公募研究説明会では、本新学術領域の設置目的、各計画研究の具体的な内容、 公募研究に求めたい研究内容等をご説明申し上ますが、 こちらへの参加が公募研究の採択に対して何ら影響がないことを申し添えます。